オーストラリアのタスマニア州にあるトロワナ・ワイルドライフパークから来園した
タスマニアデビルの公開が始まりました。展示場所は、オーストラリア園のかつてウォンバットの「チューバッカ」くんがいた場所です。
野生のタスマニアデビルは「タスマニアデビル顔面腫瘍病」の伝播などにより激減しているため、タスマニア州政府は飼育下繁殖や発症地域以外への個体導入などの保全活動に取り組んでいるそうですが、
その活動の一環として海外の動物園でのタスマニアデビルの飼育を通じた普及啓発活動を行うプログラムが始まり、多摩動物公園はこのプログラムへの参加が認められて、このたびタスマニアデビルが来園することになったということです。
国内では過去に天王寺動物園と円山動物園で飼育されていたそうですが、現在は多摩動物公園のみ。アジアでは唯一タスマニアデビルを飼育する施設であるということです。
来園したタスマニアデビルは、「マルジューナ(Murdunna)」さんと「メイディーナ(Maydena)」さんの2頭。共に2013年5月1日に生まれたメスです。
とにかく展示場の中をよく走り回ります。起伏があるこの展示場はウォンバットよりもむしろタスマニアデビルに向いているような感じがしました。
タスマニアデビルは、別名、フクログマ、フクロアナグマ、フクロクズリとも呼ばれるそうですが、しっぽは長いけれども胸に月の輪のような白い模様がある(お尻にもあります)ため、体長50~60cm+しっぽの長さ20~30cmの、小さなクマさんというのが第一印象。
大きな口と赤い耳がトレードマーク。現生で世界最大の肉食有袋類だそうです。
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