東武動物公園のヒクイドリ

ヒクイドリは、インドネシアやニューギニア、オーストラリア北東部の熱帯雨林に生息している最大体重85kg、全高190cmになる鳥で、地球上ではダチョウに次ぐ2番目に重い鳥である。

翼は小さいが、長距離なら時速50km/h程度で走ることができ、非常に殺傷能力の高い爪を持っている。性格は臆病で気性が荒く、「世界一危険な鳥」と言われている。

頭頂に大型で扁平な兜状の角質突起を持ち、頭部から頸部にかけては羽毛がなく、青い皮膚が裸出している。

和名は「火喰鳥」の意味であるが、火を食べるわけではなく、喉の赤い肉垂が火を食べているように見えることから名付けられたという説が有力である。

東武動物公園（埼玉県南埼玉郡宮代町）では、オスの「ナミヘイ」くんとメスの「ガルベス」さんの2羽を飼育・展示していて、本日掲載した写真は上から2枚目が「ナミヘイ」くんで、その他の4枚は「ガルベス」さんである（7月13日撮影）。